教員不足対策「大人もこどもも楽しい学校にすること」が大切だと思う
私は、大学卒業後、熊本県の中学校社会科教員として働き、9年前に退職しました。
第3子の育休で、さまざまな人との出会い、学びがあり、自分の価値観がそれまでと大きく変わったあとに職場復帰して一年間働いての退職です。
退職した理由はいろいろありますが、一番大きかったのは「私の今の価値観と、学校現場の先生たちの価値観とのずれが大きく、このまま働き続けても苦しくなるばかりかもしれない」と思ったこと。
学校現場を離れてみると、その中で当たり前だと思っていたことが実はそうではない、と気づきます。
「生徒のため」「学級を崩さないため」と良かれと思ってやっていた指導のあれこれ。
いかにナンセンスだったか・・・
今思えば恥ずかしくなります。
・残食ゼロクラスマッチ
・定期テスト前の課題は、全員に提出させる
・忘れ物をしただけで叱る
・不登校のこどもに、少しでも学校に登校できるように関わる
・意欲があるかどうかの評価は、ノート・宿題の提出状況や発表回数で決める。
などなど・・・
10年前のことなので、今はもう古いよ!という指導も多いかもしれません。
でも、やっぱり
「生徒全員に同じ方向を向かせる」
「教員の言うことを素直に聞ける生徒がいい生徒」
「枠からはみ出るなら、集団から離れて指導する」
などの風潮はまだまだ強いと感じています。
「学校はつらい」「めんどくさい」と感じていたこどもたちが、将来、学校の先生になりたいと思うだろうか。
「こどもに〇〇させないといけない」と必死に働くおとなたちは、果たして楽しいだろうか。
『学校の当たり前をやめた』の著者・工藤勇一さんのように、今、学校で当たり前とされていることを根本から見直さなければ、教員不足の問題は深刻になる一方だと思います。
働く時間を短くすればいい、ってもんじゃない。
もっと問題は根深いです。
大人もこどもも、それぞれの価値観が尊重され、自分の意見が言えて、対話を重ねられる学校。
一人の教員に責任を押し付けず、チームでこどもたちの成長のために最善を尽くせる学校。
そんな学校が増えてほしい。
まだまだ自分の中での具体策は見つけられていませんが、大人もこどもも「毎日学校に行くのが楽しい!!」と思える環境づくり・教員の意識改革が大切だと思っています。
2026年03月06日 20:58